◎構成
エルフーン@襷 袋叩き 威張る 追い風 日本晴れ
テラキオン@スカーフ 岩雪崩 エッジ インファ 聖剣
モロバレル@脱出ボタン ギガドレ 胞子 怒りの粉 守る
トゲキッス@オボン エアスラ 火炎放射 追い風 この指
サザンドラ@珠 流星群 悪波動 大地の力 守る
◎全体解説
テラキ軸の叩きパを組む場合、以下の要素で妨害される。
①テラキより速く、テラキを1発で落とせるポケモン
c:強化アイテム持ちの先制技(ハッサム、キノガッサ、ローブシンなど)
②猫騙し持ち
③この指・怒りの粉持ち
今回は①の要素を解消するためにS122のスカーフテラキを採用した(最速エルフーンー1)。耐久に割いたスカーフテラキは①のb~dの攻撃は耐えるもしくは素早さで上回ることができるため、相手の想定を崩して袋叩きコンボが決まりやすい。これを踏まえて残りのメンバーで②~④の要素とその他の穴を埋めるように構成を考えた。
◎単体解説
・エルフーン 167-67-105-×-96-184 ※A個体値6or7
今回はスカーフテラキによって初手で袋叩きコンボを決めることを念頭に置いているため、テラキより速く、叩きダメージが少ない袋叩き要員として採用。天候エースに対する縛りを逆転する追い風、天候を書き換える日本晴れを優先度+1で使える点、テラキとの相性保管がそれなりに優秀でムーブしやすい点も素晴らしい。最後の技は挑発と悩んだが威張るを採用。悪戯心威張るは運ゲーかつksゲーであるが、エルフーンが腐ることが無くなる点が強い。挑発の場合エルフの技範囲にアタッカーが並ぶと厳しい。
配分はHSで冷Bなどを考慮し残りD。袋叩きダメージが最小になる範囲で最大の攻撃力になるA個体値6 or 7。
・テラキオン 197-163-128-×-126-122 ※S個体値18or19
上に書いたような理由から耐久に厚く振ったスカーフテラキ。
配分はB方面がA200ハッサムの鉢巻バレット+袋叩きダメを高乱数耐え、D方面がC200ラティオスのサイキネ+袋叩きダメを高乱数耐え。それ以下の火力(スカーフランドの馬鹿力、スカーフユキノオーの草結びなど)も当然袋叩きダメ込で耐えることができる。ただしこの配分はA+5雪崩で177-120程度のハッサムすら落とせないので、197-181-128-×-110-122のAを厚くした配分でもいいかもしれない。技構成は岩+格闘で範囲が完成しているのでこの4つ。
・ゴウカザル 151-125-81-156-91-176
エルフテラキの並びでは止められない相手の猫騙し・ワイガ・指粉対策の高速の猫騙し持ち。岩雪崩を半減する鋼・格闘・地面に対して等倍以上で通り、エルフの日本晴れの恩恵を受ける炎タイプ。テラキが倒れた後もしくはテラキが岩タイプで拘った場合でもバンギヒードランを迅速に処理できる格闘タイプ。さらに猫騙しで防げない猫騙しを止めるためのファスガまで覚えるなど、これ以上ないレベルで構築とマッチしている。
配分はオバヒでグロスを確定で倒すためにC156、コジョンドを抜き、相手のテラキに同速ゲーを仕掛けるため最速。Bを下げたのはパーティの氷耐性が終わっており、少なからず氷技を受ける機会があるため。Bを下げてもインファ後バンギの岩雪崩+砂ダメを耐える程度の物理耐久はある。H振りドランを縛り、格闘等倍を削るため持ち物は格闘ジュエル。トゲキッスを迅速に処理するために炎ジュエルでもいい。晴れジュエルオバヒでサザンの眼鏡流星耐えトゲキッスを確定1発。
・モロバレル 221-×-111-105-123-32 ※S個体値2 or 3
叩きの定番サポートポケモンその1。技構成・採用理由は説明不要だろう。脱出ボタンは滅びパ耐性+コンボ成立を助けるために持たせた。実際に役立った場面も多かったが、胞子を打ちたいのに脱出して悲しみに包まれたこともわりとあったので難しいところ。バコウ、鉄球、メンハ、ヘドロ、オッカあたりの他の持ち物を持たせたほうが強いかもしれない。
配分はB方面が持ち物無しトルネのアクロバットを高乱数耐え、D方面がサザンの眼鏡流星群耐え。最遅ドータクンー2で非トリル下で相手のモロバレルに先制できる可能性を上げた。普通に最遅でも良い。
※S33だと最遅鉄球ニョロトノと同速になり、滅びの歌を打たれた際に支障がでる可能性があるためS32に訂正
・トゲキッス 191-×-116-143-137-141
叩きの定番サポートポケモンその2。格闘への打点、ハッサムノオーナットを燃やす、サブの追い風要員、そして何よりカポより速い高耐久指要員。初手で叩けなそうな相手(特にカポキッストリル始動、ニョログドラ)の場合、キッスの指+モロバレルのキノコで展開したい。
配分はH振りユキノオーを火炎放射で14/16、D方面がユキノオーの珠吹雪+霰ダメ耐え、追い風下で甘えたドリュウズを抜けるS141。
・サザンドラ 172-×-111-177-111-159
超霊への打点、ドリュウズへの打点に加えて広範囲を攻撃できるポケモンが欲しかったため採用。悪の波動は確定として、追い風を発動させるための守る、ヒードラン・ドリュウズへの打点として大地の力。最後の技を大文字・流星群・竜波動で迷ったが、等倍で削れる範囲の広い流星群とした。
配分は追い風下で確実にドリュウズ+キングドラに先制したいためS155以上が確定。最速霊獣ランドロス+2までSを上げ、珠大地の力でドリュウズを倒せるようCに全振り。余りを耐久に振った。
◎雑感
叩きコンボが決まる成功率が高く、使っていて非常に楽しいパーティだった。相手より速く行動できさえすれば、岩雪崩・悪の波動・エアスラ+威張るの怯み混乱で不利対面も何とかなったりする。一番重要なのはよく岩雪崩を命中させ、よく怯ませるテラキを育成すること。