10月26日に行われた64人規模のトリプルオフで準優勝した構築。
◎構築
・エルフーン@襷 袋叩き アンコ 追い風 挑発
・テラキオン@ヨプ インファ 岩雪崩 ファスガ 守る
・霊獣ボルト@チョッキ 10万 めざ氷 フリフォ ボルチェン
・霊獣ランド@スカーフ 地震 岩雪崩 とんぼ 馬鹿力
・ギルガルド@珠 シャドボ ラスカ キンシ ワイガ
◎単体解説
・エルフーン@襷 袋叩き アンコ 追い風 挑発
実数値:149-64-124-×-95-184
努力値:108-0-148-0-0-252↑
耐久 :A177メガガルの恩返しを急所未考慮で確定耐え
※オフではHSで使用したがこちらの方がよい
解説:
エルフテラキのエルフ。追い風、テラキとの横の相性保管、挑発による展開の妨害、アンコールによる行動の妨害といった要素に加え、後述のテラキに対する叩きのダメージの低さを評価してマニューラではなくエルフを採用。
技に関しては特に言うことは無いが、アンコの枠はエルフが無視されて2vs3にならない技なら何でもよく、威張る・草笛・ムンフォ(この場合CS)あたりでも良いだろう。特に草笛は当たりさえすればトリパに対して非常に強いため、大会などの短期決戦かつ自分の運に自信があるなら採用優先度は高め。
・テラキオン@ヨプ インファ 岩雪崩 ファスガ 守る
実数値:171-160-127-×-111-176
努力値:36-84-132-0-4-252↑
火力 :メガガルをインファで確定
耐久 :ランドの地震+叩きダメを高めの乱数で耐え
※前回記事参照
解説
エルフテラキのテラキ。こいつが軸なので採用理由は特にない。
前回記事にも書いたが、スタンの叩きメタは霊獣ランドであることが非常に多く、ヨプを持たせることによってかなり上から縛られにくいポケモンになる。またテラキより遅いポケモンからの格闘技(特にガルーラ)に対しても行動保障がかかるため強気に岩雪崩を打っていける。
火力をかなり落としているため水ロトムなどのそこそこ硬いポケモンに対しては赤ゲージで耐えられることが多いが、そもそも叩きパはテラキで全抜きするよりも、ある程度叩きで削りをいれつつ追い風などで場を整え、後ろから投げる2枚目のエースを投げる流れが強いと思っているのでそこまで問題にはならない。
一番大切なのは岩雪崩を当てるテラキを捕獲すること。
・霊獣ボルト@チョッキ 10万 めざ氷 フリフォ ボルチェン
実数値:186-113-113-182-107-123
努力値:252-4↓-180-4↑-52-16
※31-31-31-31-31-30のめざ氷個体
火力 :10万で無振りメガカメ、メガリザが4/16で一発
めざ氷で165-100霊獣ランドを確定
フリフォでHニンフィアに45~54(威嚇込31~37)
フリフォでHギルガルドに12~14
※後述のギルガルドと合わせてニンフが確定、ガルドが高乱数一発
耐久 :A177メガガルの捨て身を高乱数耐え
A216霊獣ランドのダブルダメ岩雪崩を高めの乱数で2耐え
C178ニンフィアのダブルダメ眼鏡ハイボを高めの乱数で2耐え
素早さ:いじっぱりキザン抜き
解説
叩きパの目の上のたんこぶであるガルドニンフィアを処理する方法をいろいろ考える課程で、こいつらを威嚇込でも確定で処理できそうなやつがヒヒダルマ(通称ゴリラ)くらいしかいないことが判明したため削り+αで処理することにした。削り技としてはキンシ及び交代を封じるフリーフォールが最適であると判断し、使用できるポケモンの中で諸々の要素を勘案した結果、火力耐性に優れた霊獣ボルトを採用した。
配分は場持ちが良くなるよう耐久に割いたが、後述のカメックスとの連携を考えるとボルトを速くするか、カメックスを遅くしたほうが良い場面が多かった。カメックスを遅くする場合、霊獣ボルトの配分を
186-113-112-182-107-124
とし、カメックスのSを123にするのが良いと思われる。
技に関しては安定した削り技である10万、ランドへの打点であるめざ氷、採用理由であるフリフォ、叩きの並びを作れるボルチェンを採用。雨滅びに対しても立ち回りの幅が広がる。
・霊獣ランド@スカーフ 地震 岩雪崩 とんぼ 馬鹿力
いじっぱりAS
解説
威嚇枠、対スカドー及び叩きへの駒などなど説明不要な強さを誇るポケモン。
こいつがフリフォ使えれば理想的だった。
実数値:167-110-141-174-136-143
努力値:100-0-4-148-4-252↑
配分 :最速、A177メガガルの捨て身耐え、残りC
解説 :
猫騙し枠、メガ枠、対雨、対砂、対ガルドを見て採用。パメックス。
オフでは最速で使用したが、スカーフでないドーブル・カポエラー・ヒードランに先手を取れるメリットとヒードラン・ガルーラへのダメージおよびフリフォを絡めた動きが取れるメリットを天秤にかけると、ボルト-1までSを落とし、火力を伸ばしたほうが強いかもしれない。
・ギルガルド@珠 シャドボ ラスカ キンシ ワイガ
実数値:143-139-171-220-171-106
努力値:60-0-4-236↑-4-204
火力 :202-151ニンフィアへのラスカが174~205
167-171ギルガルドへのシャドボが151~182
※前述のフリフォと合わせてニンフが確定、ガルドが高乱数一発
耐久 :A172メガクチートの不意打ちを最高乱数切って耐え
C222ギルガルドのシャドボを確定耐え
解説
ガルドニンフに対して威嚇込でもフリフォと合わせて落とせるポケモンであり、おまけで滅び・叩きへの駒、ワイガまでついてくる素晴らしいポケモン。
配分については条件を満たすラインまで火力に振り、メガクチート及びガルドの攻撃を耐える最低限の耐久を確保し、残りは相手ガルドを行動させずに倒せるようSを可能な限り上げた。欲を言えばいじっぱりスカーフランドを追い風込で抜ける108まで振りたかった。
◎雑感
積極的に叩けるという前提を満たした上で、テラキが落ちても戦える高種族値パーティを目指して構築を組んだ。面子としては概ね満足しているが、トリパに対してはトリルを張られる前に相手を倒す方針で構築したため、トリルを一度張られてしまうとつらい戦いになる。6世代環境は対策必須な要素が多すぎるため、ある程度の割り切りは必要なのかもしれない。